任意整理の支払いに手数料はかかる?

任意整理で弁護士での和解交渉がうまくいき、各債権者にお金を返していくとなった場合、返済手数料などはかかるのでしょうか。これはまず、どのようなシステムで支払いを行っていくのかで変わってきます。債務者が自分で債権者に返していくという場合は、債権者の銀行口座にお金を振り込まないといけないので、振り込み手数料がかかります。カードでATMに入金するという返し方はできません。というのは、任意整理を行った時点で貸金業者と客という関係ではなくなるので、カードは無効になるからです。
では、振り込み手数料は必ず負担しないといけないのかというと、工夫すれば支払わずに済みます。その工夫とは、債権者の口座と同じ銀行の口座を開設し、その口座から支払いを行うというものです。一般的に同じ銀行内であれば、インターネットバンキングを使う場合に限って、振り込み手数料を無料にしている銀行が多いです。なので、このシステムを利用すれば無料で振り込めるというわけです。
任意整理のもう一つの返済システムとして、すべての債権者に返すお金を、一括して代理人に渡すというものがあります。そして、代理人を通じて各債権者に返済していくわけです。この場合、返済に必要なお金とは別に代理人が定めたお金を支払わないといけません。基本的に実費にプラスしていくらという風になるので、債務者が自ら返済する場合と比べると、必要なお金は多くなってしまいます。債権者の数によっては数千円から一万円を超える額を返済金とは別に払わないといけないこともあるので、事前にどのようにして債権者に返すのか話し合っておいた方がいいでしょう。